研究代表者 |
篠田 剛 名古屋大学, 工学研究科
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 京都議定書の発効により、自動車の排ガス規制がさらに厳しくなることが予測される。これにより自動車の軽量化とエンジンの高効率化の必要性はますます高まる。本技術では、エンジンバルブに適した特性を持つTiあるいはTiAl系バルブの軸端部等の磨耗特性や衝撃特性を要する部分に耐熱鋼を接合する方法を開発することにより、高効率化の目的を達成するものである。従来、この種の材料に対して適切な接合技術が無いのが現状である。TiAlは、材料自身の特性は優れているものの鋼などとの異材接合ができずに極めて限定した利用しかされていないが、本申請で達成しようとしている技術は、金属間化合物や金属基複合材料等の低延性材料と鋼材を低コストかつ高効率・安定品質で接合するものであり、達成できれば応用範囲の著しい拡大が図られるものと考えられる。
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