膜受容体ELISAシステムの開発とシグナル伝達物質探索への応用
研究代表者 |
吉村 哲郎 三重大学, 大学院工学研究科, 招聘教授
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | シグナル伝達は多くの生理作用及び薬理作用において極めて重要な役割を演じ、通常、シグナル伝達物質(ホルモン、神経伝達物質、細胞増殖因子等)の膜受容体への結合によって開始される。したがって、シグナル伝達に関する基礎及び応用研究において、in vitro で膜受容体と相互作用するシグナル伝達物質の探索は極めて重要である。しかし、膜受容体は水に溶けないため高次構造を保持した儘の状態を保つことが難しく、in vitro における探索は不可能に近い。本研究においては、申請者らがこれまでに開発した組換えプロテオリポソームの作製技術及び自己免疫疾患関連膜受容体ELISA システムの作製技術を基に、新規シグナル伝達系膜受容体ELISA システムを開発し、invitro におけるシグナル伝達物質の探索への導入を図り、キット化を行って商品化を目指す。
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