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IgA腎症診断法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

宮本 啓一  三重大学, 大学院工学研究科, 助教授

研究期間 (年度) 2006
概要慢性腎不全に陥る患者の約3割(国内で年間1万人弱)は、IgA腎症が原因とされる。IgA腎症とは血液中の免疫グロブリンA(IgA)に糖鎖不全が生じ、腎糸球体にIgAが沈着し続け腎機能が低下する腎炎と考えられている。IgA腎症の成因は不明で、蛋白尿・血尿以外には自覚症状がないため病気の進行に気づきにくく、診断方法に関しても腎生検以外に無いため、その発見が遅れる場合が多い。治療には主に副腎皮質ステロイド剤が用いられるが、これは発症初期の場合にのみ有効であることから、早期発見のための診断方法の開発が望まれている。本課題では、植物レクチンであるジャカリンを材料活用化し、血液中の糖鎖不全IgAを迅速検出するIgA腎症診断方法を開発する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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