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形状記憶合金製プレートを用いた新しい骨折治療

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

笠井 裕一  三重大学, 医学部整形外科学教室

研究期間 (年度) 2005
概要形状記憶合金とは、記憶した形状を低温で変形させても、加温するとまた元の形状に戻る金属である。われわれは、この金属特性を利用した新しい骨折治療法の開発を目指した。現在、骨折固定用インプラントの1つにMennenプレートがある。これは爪を持った円筒形のプレートであり、術者がクランプすることで、骨折部を固定するものである。われわれは、Mennenプレートに形状記憶効果を持たせたインプラントを考案した。この形状記憶合金製プレートは冷却した状態でプレートの爪を拡げておき、復元力により骨折部を整復し、持続的な固定力を得るものである。本プレートを臨床応用することにより、手術時間の短縮、持続的な固定性が期待できる。本研究の目的は、この形状記憶合金製Mennenプレートの有用性、安全性を証明することである。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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