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生体組織修復を促進する伸縮性細胞培養基材の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

宮本 啓一  三重大学, 工学部

研究期間 (年度) 2005
概要傷害された生体組織を修復させるための再生医療の研究が世界中で活発に行われている。一方で、細胞の増殖・分化には、生体組織中でその足場となる細胞外基質と、連動による動的環境場が与える影響が大きく関与することも明らかになってきている。生体組織は主に細胞を取り囲む「コラーゲン」と「エラスチン」の細胞外基質から形成され、特に「エラスチン」は平滑筋細胞の収縮運動に対応する構造としての細胞外基質群の主要蛋白質として、組織の弾性・伸縮性を担うことが知られる。昨今の多くの組織修復研究では、細胞の足場に非伸縮性の「コラーゲン」が基材として試みられているが、素材としての強度と伸縮性の問題で、動的環境場への応用は難しく、運動を伴う弾性組織の組織修復には不向きである。本研究では、弾性組織修復を促進する伸縮性の医用材料として、「エラスチン」からなる微細構造を有する新しい伸縮性の細胞培養基材の開発をめざす。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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