独立成分分析を用いた雑音環境下における異常音診断技術の開発
研究代表者 |
平野 真 滋賀県工業技術総合センター, 主任技師
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 近年モータは家電製品のみならず携帯電話、自動車等あらゆる分野で使われているため、年間出荷量も数十億を超える巨大マーケットであるとともに、迅速で安定した供給と質が高く安価な製品が必要とされる。モータの出荷前検査の一つに、製品の正常音と異常音を聞き分けて良否を判別する異常音検査がある。雑音環境下では、検査対象物以外からの音が混合するために、良否判定をすることは容易ではない。そのため一般には防音室内において熟練検査員の聴覚を利用した検査が行われているが、大規模な設備と多くの工数が必要になるという問題がある。そこで、雑音環境下でも検査対象の音のみ抽出し、製品の良否判定を自動的に行うシステムを開発することで異常音診断の効率化・コスト削減を図る。
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