PZTセンサーアレイを用いたリアルタイムSHMシステムの開発
研究代表者 |
日下 貴之 立命館大学, 理工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 航空機の墜落事故に見られるように、材料中に発生した微細な損傷や亀裂が構造物全体の致命的な破壊の起点となることが少なくない。従来、このような損傷の検出は、定期検査ベースで行われるのが一般的であったが、近年、より高度な安全性の確保と検査コストの削減の観点から、損傷状態をリアルタイムに監視できるセンサー組込型SHM(Structural Health Monitoring)システムの開発が精力的に行われるようになっている。本研究では、PZT(Piezoelectric lead Zirconate Titanate)素子を構造物中にアレイ状に組み込み、損傷情報を多点同時計測・解析することによって、構造物中に生じた損傷の位置や形状をリアルタイムに可視化できるSHMシステムを開発し、土木建築構造物や航空宇宙構造物などの長期自動監視システムとして製品化することを狙う。
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