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鉛を含まない新規楽焼色釉薬の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

横山 直範  京都市産業技術研究所, 工業技術センター, 研究担当課長補佐

研究期間 (年度) 2006
概要京都の伝統的な低火度釉薬を施釉した楽焼食器は,有鉛フリットを用いた赤楽釉やそれに金属酸化物を添加した緑釉や飴釉が使われている。これらを含めた食器用上絵製品は,平成19 年度に鉛溶出規格基準が強化される食品衛生法の対象となるため,無鉛フリットを使ったカラー低火度釉薬の開発が急務となっている。代表研究者らは,これまでに独自技術により釉薬のベース材となる陶磁器用の高機能(透明性・発色性・耐酸性を有する)無鉛フリットの開発に成功し,これを技術シーズとして今回,発色性,塗布性など実用性能に優れた新規無鉛楽焼色釉薬の開発を目指す。具体的には,これまでに当センターが保有する釉薬調製のノウハウ(図1)をもとに,釉薬の組成,焼成温度,雰囲気などの最適化条件を探索する。さらに本開発は,関連業界からの強いニーズがあり,技術採用先となる食器用楽焼業者7社と共同で実用化試験を実施するものであり,その実用化・製品化の可能性は高い。さらに,本研究成果は京都地域のみならず国内の陶磁器業界への技術移転,普及も可能となる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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