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鉛フリーガラス封着材の開発と実用化

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

徳田 陽明  京都大学, 化学研究所, 助手

研究期間 (年度) 2006
概要従来の電子デバイスなどの封着・接着材には環境有害物質である鉛が含まれており、産業界より代替材料の開発を要請されている。実用化にあたり、低温溶融性、ガスバリア特性や耐水性、熱膨張係数のマッチング、接着強度をクリアする必要がある。これまでにビスマス酸塩系ガラスをベースとする材料が提案された(特許事例)。しかしビスマスのクラーク数は0.00002%であること、環境や生物への悪響が不明であることから、恒久的な代替材料にはなりえない。また、従来開発されてきたリン酸塩系、ホウ酸塩系のガラスも同様に代替材料として提案されている(特許事例)が、先の要請を満たすものはない。我々は既に100°C~300°C程度の軟化温度を有するリン酸塩系ガラスを提案してきた。リン酸塩系ガラスの弱点は一般的に耐水性が悪いことであるが、このガラスに酸化物成分を導入することにより、飛躍的に耐水性が向上することを見いだした。本研究ではガスバリア能の向上と熱膨張係数等の最適化により、実用化をはかりたい。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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