研究代表者 |
中尾 佳亮 京都大学, 大学院工学研究科, 助手
|
研究期間 (年度) |
2006
|
概要 | ニトリルは、それ自身が医薬、農薬、材料の機能発現に重要な役割を果たすだけでなく、カルボニル化合物やアミンなどさまざまな官能基へと簡単に変換できるため、合成中間体としても汎用される極めて利用価値の高い化合物である。本研究では、ニトリルの炭素-シアノ基結合を遷移金属触媒によって活性化して種々の不飽和化合物に有機基とシアノ基を付加させる反応、すなわちカルボシアノ化反応を利用して、アセトニトリルやアクリロニトリルなどを出発原料とする新しい化学プロセスを確立する。
|