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生活習慣病の予防のための持続性・徐放性カテキンの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

吉川 正明  京都大学, 大学院農学研究科, 教授

研究期間 (年度) 2006
概要茶カテキン等、植物性ポリフェノールは抗菌作用、抗酸化作用、および血圧降下作用等、種々の生活習慣病予防効果を示すことが判明しつつある。茶の摂取後、カテキンの一部は比較的速やかに吸収されるが、血中からの消失も速く、血中濃度は2時間後に最大となり、急速に低下する。その血圧降下作用も2時間後に最大となり、4時間後には見られない。申請者はカテキンをタンパク質との複合体として投与することにより、その作用に持続性を賦与できることを新たに見出した。乳タンパク質との複合体として投与したカテキンは、投与4-8時間にわたって安定な血圧降下作用を示し、カテキンの渋みも複合体化により緩和されることがわかった。本研究は、カテキンおよび他のポリフェノール類についても、徐放化・持続化するための最適条件を確立し、種々の生活習慣病予防効果の増強を図るものである。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-07-16  

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