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薬剤性腎障害モニタリングのための新規バイオアッセイ法開発への応用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

乾 賢一  京都大学, 医学部附属病院, 教授・薬剤部長

研究期間 (年度) 2006
概要腎有機カチオントランスポータ(OCT2)は、塩基性薬物の腎蓄積並びに尿中排泄を規定する生体因子である。本計画では、OCT2、ストレス感受性転写因子(Hypoxia Inducible Factor:HIF1α)と、HIF1αによって転写活性化されるヒト肝臓型遊離脂肪酸結合タンパク質(L-FABP)遺伝子を導入したHEK293 細胞を作製する。すなわち、OCT2 によって細胞内に蓄積され、毒性を誘発する薬物については引き続きHIF1αによるL-FABP 誘導が引き起こされる。従って、培養液中のL-FABP を調べ、特に定量が困難な薬物血中濃度の迅速なバイオアッセイ系(血中濃度評価系)としての応用化を目的とする。本課題では、血中濃度測定が困難であり、OCT2 によって腎に蓄積される抗腫瘍薬シスプラチンの迅速な毒性予測系への実用化を優先的に実施する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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