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ヒト角膜再生治療における細胞増殖因子の極微量投与法の試験研究

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

高野 頌  同志社大学, 工学部, 教授

研究期間 (年度) 2006
概要本試験研究では、世界初の試みとして、噴霧点眼法の利点を生かした細胞増殖因子の極微量投与を実用化するために、術後治療における噴霧点眼器の試作と性能評価実験を行い、臨床実験において必要なデータを提供することを目標とする。角膜再生医療では、術前の角膜の細胞培養法の検討のみならず、術後の感染予防や細胞付着における上皮細胞や神経細胞等の細胞増殖因子や薬物の投与は必要不可欠である。本試験研究では、術後管理における噴霧点眼法は、従来のスポット型の点眼法と比較して、細胞増殖因子の試薬投与量が少量ですむことや角膜上での試薬の滞留時間を長くできるなどの優位性を示すことが知られている。このような、角膜再生医療の著しい進歩と発展を考えると、噴霧点眼法の実用化は急がれている。既に得られた細胞増殖因子の有効濃度の探索と投与手法に関する研究成果を基に、臨床応用を可能とする噴霧点眼器は一定期間内に実用化できるものと判断できる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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