研究代表者 |
中邨 智之 京都大学, 医学研究科
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 皮膚や血管には弾性が必要であり、組織の弾性は弾性線維という細胞外線維が担っている。しかしこれまでの培養人工皮膚や培養人工血管の研究では弾性線維を作ることはできていない。それは弾性線維の形成機構がよくわかっていなかったためである。申請者は弾性線維形成に必須の分泌蛋白DANCE/fibulin-5を発見し、このタンパクが細胞培養において弾性線維再生誘導能をもつことを見出した。本課題では、線維芽細胞や血管平滑筋細胞の3次元培養にDANCE蛋白およびその他の因子を加えて弾性線維を豊富に含んだ組織を作り出すことを目的とする。
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