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蛍光灯で駆動するアンモニアスリップ浄化用光触媒の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

田中 庸裕  京都大学工学研究科, 工学研究科

研究期間 (年度) 2005
概要工場のアンモニア脱硝装置やし尿処理場などから排出される低濃度アンモニア(アンモニアスリップ)は、悪臭だけでなく農作物や地下水の硝酸汚染などの原因物質として浄化が緊急課題となっている。現在、アンモニアスリップ浄化は、収着濃縮してからの処理、あるいは、高温触媒で酸化分解が行われているが、設備が大型で大量のエネルギーが必要となる。近年、我々は、室温下で酸化チタン系の光触媒に紫外線を照射すると、アンモニアが高効率に酸化分解される事を見いだした。この研究成果をさらに発展させて、自然光や蛍光灯で触媒作用を持たせることにより、コンパクトで安価なアンモニア除去装置を実現することが期待される。本提案は、蛍光灯に応答するアンモニアスリップ浄化用の光触媒(photo-SCO)の開発を目指し、今年度は安価で高機能な助触媒を各種試作し、光触媒機能を評価・解析し、実用化の可能性を見極める。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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