チタニア多孔構造制御とリン酸化ペプチド・蛋白質分析への応用
研究代表者 |
藤田 晃司 京都大学工学研究科, 工学研究科
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 申請者の研究グループは近年、チタンアルコキシドの加水分解・重縮合反応に基づくゾルーゲル反応を制御し、その反応過程で相分離を誘起させることにより、連続したチタニアゲル骨格とマイクロメートル領域の連続貫通孔(マクロ孔)が周期的に絡み合った、共連続構造を有するチタニアゲルが得られることを見出した。ゲル骨格にはナノメートル領域の細孔(メゾ孔)も存在している。本申請では、このような二重細孔構造を有するチタニア多孔体において、マクロ孔とメゾ孔を独立に制御する技術を確立し、リン酸化ペプチドやリン酸化蛋白質などの生体関連物質の高速分離を可能にする、バイオ分析をターゲットとした液体クロマトグラフィー(HPLC)用一体型カラムを開発する。
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