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ネットワーク型透明導電性膜の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

東谷 公  京都大学, 大学院工学研究科化学工学専攻

研究期間 (年度) 2005
概要本技術は、高い透明性と導電性を併せ持つ薄膜材料の開発である。透明導電性材料としてはITO膜が、多くの電子デバイスに利用されているが、製造費が高いことと、インジウムが希少金属でその枯渇が問題となっているなどの問題点がある。本技術は、ミクロンサイズの高分子ラッテクス球形粒子と導電性金属ナノ粒子との分散液を用いて、移流集積法等の手法により透明基板上にラテックス粒子単層膜を作り、その軟化溶融温度近くまで温度を上げると、ラテックス粒子が六角形平板構造を形成するので、これをテンプレートとして、基板上に金属ナノ粒子を溶融結合させた網目構造の導電体を形成しようとするものである。ナノ粒子として金、銀を用いると、電気抵抗はITO膜に比べ2桁低いので、ITO膜より遥かに高い電導性が期待でき、かつ粒子除去部は基板(ガラス)面となるため高い透明性が得られる。(特許出願準備中)

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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