研究代表者 |
村田 幸作 京都大学, 農学研究科
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | アルギン酸、キサンタン、ジェランに代表される細菌多糖は巨大なバイオマス資源であるが、植物多糖に比し、その利用は大幅に遅れている。細菌多糖の、?構造解析法、?分解・修飾に関わる酵素の探索、及び?それらの機能開発が進展していないことに主因がある。特に、細菌多糖は構成糖が多様であり、様々な鎖長の側鎖構造を取ることが多く、細菌多糖の多様な部位(主/側鎖)に多様な反応様式(エンド/エキソ型)で作用する酵素、及び糖鎖の切断/結合/修飾を行う酵素の開発が、細菌多糖(複合糖質)科学の進展に不可欠である。そこで、本課題では、食品・化学・農業・医薬分野で多用される上記3種類の多糖を対象に、それらの分解に関わる細菌の全酵素を体系的に解析し(終了)、新規機能性糖質の分子設計など細菌多糖に関するバイオテクノロジー基礎の確立と産業への応用基盤を構築する。
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