ガンの診断と治療に有用なバイファンクショナルな化合物の創製
研究代表者 |
若宮 建昭 近畿大学, 理工学部理学科, 教授
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | 近年、ガンの治療にホウ素(10B)原子を内在する化合物を腫瘍細胞に集め、熱中性子線を照射して腫瘍細胞を破壊する療法(BNCT)が注目を浴びている。また、ガンの診断のためにフッ素(19F)原子を含む化合物を腫瘍細胞に集め、これを核磁気共鳴(NMR)で測定する磁気共鳴イメージング(MRI)法が進歩している。本研究課題は、ガンの診断と治療の両方に利用できるような、10Bと19Fを一分子中に有する化合物を創製し、新たなガン医療への取り組みを目指す。
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