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抗アミロイドβ薬の非細胞系・高感度スクリーニング法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

稲垣 千代子  関西医科大学, 医学部薬理学講座, 教授

研究期間 (年度) 2006
概要痴呆を主症状とするアルツハイマー病は確実な治療法のない神経変性疾患であり、その病原蛋白(アミロイドβ蛋白)に対する拮抗薬は未だ開発されていない。従来の多くの研究は高濃度(患者の脳内で検出される濃度の約1000倍)のアミロイドβ蛋白による細胞レベルでの毒性を指標としてきたが、我々は患者脳内濃度(10nM以下)のアミロイドβ蛋白による新しい神経毒性指標とこれに関る直接の標的酵素(ホスファチジルイノシトール 4-キナーゼ活性)を見出した。さらに、この酵素阻害に拮抗する物質が細胞レベルで本蛋白の毒性に拮抗することを報告している。本研究は、これらの知見を基にして、固相化標的酵素を用い、アミロイドβ蛋白による阻害を指標にする抗アミロイドβ薬スクリーニング法の有効性を確認する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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