ポリペプチド繊維を利用した革新的圧電アクテュエーターの開発
研究代表者 |
田實 佳郎 関西大学, 工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 申請者らは高分子膜全体の高次構造を制御することなく、膜のごく一部のみ(ナノ領域程度)を高度に構造制御するだけで、高分子の本来持つ巨大な圧電性をマクロに具現化できる方法を考案し、ポリペプチド(PP)膜が圧電膜として高耐久性で低電圧駆動可能であることを独自に見出した。本課題では、そのしなやかさや柔軟性などから、単純なシステム構成で複雑な動きを実現できるポリペプチド繊維圧電アクチュエーター(電界を印加すると圧電逆効果により繊維が歪運動する)を開発し、PPの生体機能に近い特徴を生かした挟持摘出用アクチュエーターを目指す。
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