DNAアプタマーを用いた簡便かつ迅速な抗体精製技術の確立
研究代表者 |
立花 亮 大阪市立大学, 大学院工学研究科, 講師
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | これまで治療が困難であった病気に対する治療薬として、抗体医薬が注目を集めている。抗体の生産において、抗体産生細胞の培養上清から簡便にかつ異種生物由来成分を含まない方法で抗体を精製することが求められている。本申請課題はIgGに特異的に結合するDNAアプタマーを調製し、これを用いてIgGの新しい精製方法を開発することを目的とする。DNAアプタマーはDNA合成によって得られたものを使用するので異種生物由来成分を含まないばかりか、IgG精製によく使用されるprotein G(抗体結合タンパク質)よりもより高い純度のものを使用することが容易であり、さらに配列を改変するなど設計可能な分子である。
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