組み合わせコンセプトに基づく解離型超強ルイス酸性還元剤の開発
研究代表者 |
馬場 章夫 大阪大学, 大学院工学研究科, 教授
|
研究期間 (年度) |
2006
|
概要 | インジウムとケイ素ヒドリドを組み合わせた還元反応剤の開発をめざした。ポイントは、反応の進行中は、超強ルイス酸性を有し、幅広い基質の還元が可能であるが、還元剤が消費されると組み合わせが解消されるため、系のルイス酸性が大きくて低下し、後処理の負担が軽減される。また、ラジカル還元性とイオン還元性の両性質を併せ持ち、その性質は自由に制御が可能である。このため、さらに還元可能な基質が多くなり、きわめて有効な還元剤となる。
|