光折出法を利用するナノ金属触媒固定化メソポーラス薄膜の創製

研究課題

研究代表者	山下弘巳大阪大学, 工学研究科マテリアル生産科学専攻, 教授
研究期間 (年度)	2006
概要	本研究課題では、“シングルサイト光触媒”(孤立四配位酸化チタン種)の還元力を利用して、従来製法では調製が困難である“ナノサイズ金属触媒”を安価で簡易なプロセスで合成する手法を確立し、メソポーラス薄膜内に“ナノサイズ金属触媒”を高分散状態で固定化した新しい界面機能材料および固体触媒を創製する。メソポーラス薄膜中に高分散に存在するシングルサイト光触媒を紫外光照射し光励起させ、その還元性を利用して金属イオン源を還元固定化することで、形態・構造とサイズの制御できたナノサイズ金属触媒の製造とポーラス薄膜への固定化を実現し、その応用を確立する。