グルコース提示型培養面の汎用性ならびに品質評価試験

研究課題

研究代表者	紀ノ岡正博大阪大学, 大学院基礎工学研究科, 助教授
研究期間 (年度)	2006
概要	細胞膜に存在するトランスポーターを介した細胞固定を可能とするグルコース提示型培養面の再生医療応用への可能性について試験する。本培養面は、デンドリマー(樹状構造体)を用いることによる効率的なグルコース提示により細胞形態制御による分化を伴う培養ならびにシグナル伝達を可能とし、目的の細胞に応じた最適な培養面環境を提供できる有望な素材である。そこで、本試験では、汎用性の応用研究ならびにより実用化を目指した培養面作成の簡易化ならびに培養面安定性、安全性などの実践的な本素材の品質評価試験を実施することで、細胞製品を生産する際の医療仕様レベルでの培養プロセスへの適用を目指す。