ハッシュを用いた高速画像認識法とその自動索引付けへの応用
研究代表者 |
黄瀬 浩一 大阪府立大学, 大学院工学研究科知能情報工学分野, 教授
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 我々は、画期的な高速画像認識技術を世界で初めて開発し、国内ならびに国際特許として出願した。この技術の中心は、ハッシュという高速検索のデータ構造を、性能や速度を損なうことなく画像認識に適用可能とした点にある。本研究では、文書画像を対象とした高速画像認識技術をを拡張し、一般の画像に適用することを検討する。昨年、学会で発表された最新技術では、1000画像のデータベースに対して1画像の認識に10秒程度必要であった。本手法の場合、文書と同程度の性能が得られるならば、10倍の規模のデータベースを用いて1/30以下の処理時間で認識可能となることから、従来法を大幅に改善することになる。具体的なアプリケーションとしては、一般の画像を認識してキーワードを自動的に付与すること(自動索引付け)を検討する。
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