研究代表者 |
渋谷 俊夫 大阪府立大学, 大学院生命環境科学研究科, 講師
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 植物を低温管理しながら発根する部位だけを短期間暖めることで、移植後の不定根の発生を大幅に促進できることを発見した。これは植物の生育をピンポイントに制御するという全く新しい方法論である。本課題では、この発根促進効果を樹木苗生産に適用することによって、緑化・植林用樹木苗を高速大量生産できる高度環境制御システムの確立を目指す。クローン繁殖による樹木苗生産では、挿し木後の発根が大きなボトルネックとなっており、このことが苗生産の高度化への障壁となっている。本技術シーズを用いて樹木の発根を大幅に早めることができれば、通常長期間を要する苗生産期間を大幅に短縮され、緑化樹木苗の計画的な大量生産が可能となる.
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