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アルギン酸のゾル・ゲル変換能を利用した細胞シート化技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

原 正之  大阪府立大学, 理学系研究科, 教授

研究期間 (年度) 2006
概要天然多糖類アルギン酸がカルシウムイオンの添加によりゲル化し、その除去により溶解する性質(ゾル・ゲル変換能)を持つことを利用して、培養細胞を支持膜のゲル薄膜ごと剥離・回収できる特殊な培養皿の作製を目指す。細胞層/コラーゲン支持膜/アルギン酸ゲル層/多孔質隔膜の4層から構成され、隔膜下面よりカルシウムキレート剤EDTAを添加してアルギン酸ゲル層を溶解・除去することで、シート状の「細胞層/コラーゲン支持膜」を容易に剥離できる。既存技術ではシート化が困難とされてきた細胞種にもこの技術を適用し、人工的な組織の代替物を作製することが可能となることが予想され、細胞培養研究用の技術や器材として用いる他、薬効試験や細胞毒性試験等への利用が期待される。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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