メラニン生成抑制機能を使った皮膚老化抑制技術の開発
研究代表者 |
渡邉 正己 京都大学, 原子炉実験所
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 皮膚におけるメラニン生成と沈着を防止する化粧品あるいは医薬品には、従来、ビタミンCおよびコウジ酸が利用されてきたが、前者は安定性が悪くかつ使用量を誤るとかえって酸化作用を促進すること、後者は、最近、変異原性が確認され使用禁止になったことなどで、メラニン生成抑制技術の実情は、必ずしも満足できるものではない。そのため、化粧品および医薬品企業の間では、メラニン生成抑制能を持つ新規物質の探索が渇望されている。本研究では、代表研究者らが海洋微生物からメラニン合成をビタミンCやコウジ酸と異なるメカニズムで抑制する新規株の分離に成功したことに起因し、その成分の特定と医薬品あるいは化粧品としての利用の可能性を探るものである。
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