歯科修復物の予後診断用コンパクトレーザーディバイスの開発
研究代表者 |
林 美加子 大阪大学, 大学院歯学研究科
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 従来、歯科での修復物の形状は、半導体レーザーやコンタクトスタイラスを用いて石膏模型上で計測してきた。本研究では、レーザー計測部をコンパクトに設計したレーザーディバイスを直接口の中に挿入し、チェア?サイドでのリアルタイム形状計測に基づく客観的診断を計画しており、これは国内外に例を見ない先進的な方法である。また、レーザー計測においては、45°レーザースリットをXY軸方向から投影することによって、修復物辺縁の不連続点の検出と劣化量の精密計測が可能となり、この計測手法が極めて独創的であると自負している。 本研究で用いるレーザーディバイスは、従来から患者説明用として臨床に取り入れられてきた歯科用口腔内カメラに、小型化したレーザー計測機能を搭載する設計であることより、複雑な製作工程の短縮が可能となり、将来、十分に実用化できると考えている。
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