精巣内精子採取術時における精子回収の可否を予測する方法の開発
研究代表者 |
宮川 康 大阪大学, 医学部
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 無精子症による男性不妊に対する精巣内精子採取術(TESE)は世界的に普及しつつある生殖医療技術であるが、術前に実用的な信頼性をもって精巣内精子の有無を予測した研究は世界的にない。確実な予測因子が無いため、現段階では、精子回収の可否は術者、検鏡者の経験や集中力にも左右される。本研究においてわれわれが目標とするものは、TESE時に採取された微量の精細管を免疫化学的に調べることにより、そこに精子が存在するか否かを予測するマーカーを発見することである。世界初の客観的な精子存否の予測方法の開発ともいえ、また、検出する蛋白群は我々が世界に先駆け独自に同定単離したものである。
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