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磁気集積型新規Drug Delivery装置の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

西嶋 茂宏  大阪大学, 工学研究科環境・エネルギー工学専攻

研究期間 (年度) 2005
概要我々は直径10~50nmのマグネタイトやマグヘマイトといった磁性超微粒子を生体適合性物質で表面修飾することによりベクターとの接着性を飛躍的に向上させ、磁気誘導型遺伝子導入法の開発を行い、永久磁石を用いることにより遺伝子導入効率を向上させることに成功した。本研究ではこの技術を活用・発展させて能動的標的指向型の新規Drug Delivery Systemの開発を行う。現代の難治性疾患に対する先端医療実用化のボトルネックは生体局所への薬物誘導技術あるいは集積技術であると言われているので、適量の薬物を患部へピンポイントで送達する技術が確立できれば、投薬量や副作用を飛躍的に軽減でき、遺伝子治療だけでなく抗生剤や抗癌剤などの薬物の局所投与を可能とし日常診療の向上にも繋がる。将来的には体外磁場による薬物の局所集積システムの実現が目標であるので、本研究ではそれに向けてモデル系におけるナノサイズの磁性粒子集積に最適な磁石システムの概念設計を行う。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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