磁性HAP微粒子触媒の開発による高効率反応プロセスの構築
研究代表者 |
森 浩亮 大阪大学, 大学院基礎工学研究科物質創成専攻 化学工学領域
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 本研究では、磁石により回収可能な超微粒子触媒の開発を行う。触媒担体を微粒子化することで表面積の増大に伴う触媒活性の飛躍的な向上が期待できるが、一方で分離回収が困難となりコスト上昇が懸念される。その解決策として磁性を有する微粒子酸化鉄(Fe2O3)を核とし、その表面をハイドロキシアパタイト(HAP)でコーティングした磁性HAP微粒子触媒を調製する。さらに得られた触媒を、香料や医薬品の製造工程に欠かせないアルコールのカルボニル化合物への酸化反応に応用し、その実用的価値を実証する。さらに反応後、磁石分離による触媒回収も検討し、操作性、安全性、経済性を兼ね備えた新規反応プロセスの構築を目指す。
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