放射線による温度応答性ポリペプチドナノ粒子製造技術の開発
研究代表者 |
古田 雅一 大阪府立大学, 理学部
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 生体内の構造タンパク質であるエラスチンに含まれる繰り返し配列Gly-Val-Gly-Val-Proは、30°C以上の温度領域において、自ら微粒子化する性質を持ち、インテリジェントポリペプチド(温度応答性ポリペプチド)言われている。申請者は、この性質を利用し、本ポリペプチドに適切な温度条件下で粒子化させ、放射線架橋処理を施すことにより、薬剤徐放に適したナノサイズの微粒子(ナノ粒子)を得ることに成功した。今回は、さらにその製造条件を詳細に検討し、温度変化に応じて自在に薬剤の担持、徐放の可能な温度応答性ナノ粒子の製造技術を確立する。
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