珪藻殻自己組織化機能を用いた人工バイオミネラリゼーション技術の応用
研究代表者 |
松田 祐介 関西学院大学, 理工学部
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 珪藻Cylindrotheca fusiformisより、バイオシリカ形成タンパク質Silaffinの遺伝子をクローン化し、これを大量発現系を用いて生産した。この基本プロセスは計画当初すでに構築できていたため、本研究においてはそこから発展して、Silaffin遺伝子の機能領域が一つのタイプ(単リピート型)と、ゲノム上に見られるような7回繰り返したタイプ(7回リピート型)の2種類の発現系をつくり、以下の項目の試験を実施した。1.Silaffinによるタンパク質固定化技術の検討、2.バイオシリカ高次微細構造再構築系の開発:この結果、タンパク質の固定化に成功した。高次構造構築系については、タンパク質を安定的に保持する基盤の試作まで行なった。
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