水溶媒中でのpH制御による医薬品の環境調和型プロセス製造法
研究代表者 |
田辺 陽 関西学院大学, 理工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 医薬品の製造プロセスにおけるエステル化・アミド化等の汎用反応において、有機溶媒の使用を回避する「水溶媒中での環境調和型汎用反応」は薬価切り下げにつながる効率の高い有機合成反応の開発と並んで、環境科学的に非常に魅力があり、産業界から要請が高い。しかし、“水溶媒中での脱水縮合反応”は原理的に相反する反応場の形成が必要なため、非常に困難で、したがって殆ど報告されていない。本研究においては?マイクロフィーダーを用い、水溶媒中でのエステル化・アミド化の精密な反応条件設定、?高効率化のため鍵となる触媒系のスクリーニングを行い、?抗生物質や生活習慣病などの医薬中間体の製法として実際の化合物への応用を図る。
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