研究代表者 |
喜多 隆 神戸大学, 工学部, 助教授
|
研究期間 (年度) |
2006
|
概要 | 本研究は次世代のフレキシブルなシート状照明やディスプレイの実現を目指して、カーボンナノチューブ(CNT)と窒化アルミニウムのナノ構造複合体(ナノコンポジット)をはじめて合成し、これまでにない熱的に安定な電界電子放出材料(フィールドエミッター)を創製する。フィールドエミッション特性はCNT単体に匹敵し、窒化アルミニウムのきわめて優れた熱伝導特性よってCNTで問題となっている熱放散を飛躍的に向上させ、安定なフィールドエミッション動作を実現する。CNTとの複合化により、窒化アルミニウム単体ですでに実用化レベルにあるエミッション特性を、輝度の確保とデバイスの長寿命化の点から企業が要求する産業化レベルに押し上げることを可能とする。
|