機能を織り込んだペプチド性マトリックスによる新発想プロテインチップ
研究代表者 |
田村 厚夫 神戸大学, 自然科学研究科
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 素材自体に機能を織り込んだ新発想の生体分子材料を創出し、超高分離能を持ったプロテインチップ(マイクロアレイ)を開発する。申請者らが研究開発してきたペプチド性の素材は、小型ペプチドを用いて、自己組織化によって直径2~10ナノメートルのファイバーが三次元の安定なマトリックス構造となったものである。このペプチドマトリックスは、それ自体にタンパク質としての機能を内在するとともに、多種多様な物質を付加させ多機能化を図ることが可能である。ここで、機能としては、タンパク質、DNA、金属などとの特異的結合性、導電性、酵素としての反応活性などを含む。本申請の「素材そのものに機能を備え、その機能に無限の多様性を付与できる」材料は、バイオ系および環境系等の計測分析を根本的に改革する可能性を持っている。
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