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多孔質媒体による太陽エネルギーを利用した浄水、水輸送法

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

高見 晋一  近畿大学, 農学部, 教授

研究期間 (年度) 2006
概要多孔質導水体の吸水、導水特性を利用して、太陽エネルギーを駆動力とする新しい水処理・輸送技術を考案した。この技術は、水理学的に連続な多孔質導水体の先端に日射が吸収されると蒸発が生じ,この部分の水のマトリックポテンシャルエネルギーが低下、それが結局逆浸透と揚水のためのエネルギーを供給するという原理に基づく。これは、植物の蒸散・吸水作用と同じで,本技術はこの植物のしくみに倣ったものに他ならない。本技術は、動力源としては太陽エネルギーのみでよい。したがって、ランニングコストが殆どかからず、環境負荷の小さい、省エネルギー技術である。また、使用する材料も一般的なものでよく、製作も簡単である。今回の試験では、実用化に向けて、最適な材料,構造を実験的に同定するとともに,立地条件に応じて造水能力を予測する数値モデルの開発を行う。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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