改変糖鎖構造を持つバイオ医薬品を生産する植物細胞の開発と応用
研究代表者 |
小泉 望 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助教授
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 抗体医薬に代表されるバイオ医薬品の市場は増加傾向にあり、2010 年の抗体医薬の世界市場規模は数兆円に達するとされる。しかし、従来の動物細胞による生産方法は設備や培養にコストがかかることから新しい生産方法が模索されている。植物による生産は国内外で研究開発が盛んであるが、抗体などの糖鎖を持つタンパク質の生産にはタンパク質糖鎖構造の改変が必要である。本研究では、バイオ医薬品として利用可能な改変型糖鎖構造を有するタンパク質を生産する植物細胞を遺伝子工学の手法を用いて作製する。さらに、実際に抗体を生産し、その糖鎖構造の決定をおこなう。
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