抗酸化系食品成分の生体内における実際の抗酸化力の評価
研究代表者 |
小城 勝相 奈良女子大学, 生活環境学部
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 最近、抗酸化系食品が健康食品として注目されている。従来、食品の抗酸化活性は試験管内(in vitro)において研究されてきた。しかし実際にこれらの食品の生体内(in vivo)での抗酸化については、有効な評価法がないために評価されてこなかった。我々は、ビタミンCと脂質ヒドロペルオキシドの測定法を確立し、これらが生体内の酸化ストレス指標として有効であることを多くの動物実験で明らかにしてきた。この化学的に信頼できる方法を応用すれば、生体内での抗酸化作用が評価できる。即ち、生体内で抗酸化作用をもつものならば、必ずこれら酸化指標に影響を与えるからである。この方法論を用いて、ブドウに含まれるグラヴィノールの実際の生体内での抗酸化作用を検討したい。この動物実験結果により健康食品系への応用が加速される。
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