ナノリポソーム技術を利用したPUFAの可溶化および安定化技術の確立
研究代表者 |
久保 和弘 奈良文化女子短期大学, 衛生看護学科
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | PUFA(高度不飽和脂肪酸)は、その健康面での重要性への注目が高まる一方、独特の生臭さや酸化に対する不安定性、さらに水に対する溶解性の低さから、一般の飲料、食品への利用は制限されている。今回、PUFAとしてDHA、EPA、アラキドン酸などを含有するリン脂質を用いてナノリポソーム化を試みた結果、優れた溶解性と安定性が得られることを見出した。この技術の産業面での実用性に関する可能性の高さに着目し、実用化技術に仕上げるための条件検討、すなわちリン脂質の選択、スケールアップ化技術、製品への配合時の安定性評価、および香味の評価などを中心とする検討を行いたい。
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