アパタイト薄膜を用いた複合ステントの開発を目指した基本特性試験
研究代表者 |
本津 茂樹 近畿大学, 生物理工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 本研究においては、ハイドロキシアパタイト(HAp)のもつ優れた生体親和性と生体関連分子吸着性を利用し、血管平滑筋細胞抑制機能、血管内皮細胞増殖機能およびステント金属保護機能を併せ持つ新規の複合機能ステントを提案する。具体的には、ナノスケールの厚さをもつ化学量論的組成のHAp薄膜を被覆した金属ステント本体と、その内・外部に薬剤や各種誘導・抑制因子(以下、因子という)を保持でき、かつ溶出・徐放できる、極薄のチューブからなる複合ステントである。本研究ではその構造を具現化することを目的とし、実用化のための諸要件について検討し、第3世代のステントとしての実用化を目指す。
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