医療用ソフトマイクロマシンの駆動・制御への外部磁場の利用方法
研究代表者 |
三輪 昌史 和歌山大学, システム工学部, 助手
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 将来の医療用マイクロマシンの駆動・制御方法の基礎研究として、外部からの磁場によるソフトマイクロマシンの駆動制御についての研究である。ソフトマイクロマシンとは、従来の半導体技術をベースとしたマイクロマシンとは違い、光硬化性樹脂やイオン導電性高分子アクチュータなど高分子材料を使用したマイクロマシンで、生体との親和性が期待できる。外部磁場を用いることで、体に影響をあたえることなく、体内に導入されたソフトマイクロマシンへのエネルギ供給ができる。さらに、印加する交流磁場の周波数変化を信号とすることで、ソフトマイクロマシンの遠隔制御が可能である。本課題では駆動回路をMEMSマルチチップサービス等で小型化し、ソフトマイクロマシンのマクロモデルに内蔵することで実用化をめざすための試験を行う。
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