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ES細胞分化系を用いた新薬作用診断技術の開発と応用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

林 眞一  鳥取大学, 医学部, 教授

研究期間 (年度) 2006
概要ES 細胞から各種細胞系譜を同時に試験管内で誘導する培養法を検討してきた。その中で、一個のES 細胞が増殖・分化しコロニーを形成し、そのコロニーに少なくとも血液細胞、血管内皮細胞、骨芽細胞、色素細胞が同時に誘導される培養法を樹立した。それぞれの細胞系譜は決まった時期に、決まった位置に出現し、増殖・分化するので、作用の不明な製剤を培養に添加し各細胞系譜の時期、位置、サイズのいずれかに変化をもたらせばその製剤が持つ作用を予測できる。同時に多くの細胞系譜に対する影響を明らかにも出来る。もし一個のコロニーを一匹の動物モデルと考えれば、10日間で1穴の培養皿に1mlの培地で10匹分からと同等の結果が得られることになるかもしれない。動物実験に先立って、この培養法によってより低コストで迅速かつ効率的なスクリーニングが行えると考えられる。実際に催奇性が知られている試薬を用いてその変化のパターンニングを作成し基本型を確立し今後のスクリーニングの指標としたい。図1:ES 細胞コロニー内の各細胞系譜の出現。左から、破骨細胞(赤)、骨芽細胞(青)、血管内皮細胞(茶)。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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