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腹鏡内手術のための前方側方可視可能型腹腔鏡の試作

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

吉村 寛志  島根大学, 医学部, 講師

研究期間 (年度) 2006
概要近年,腹腔鏡を用いた手術法は開腹術と比べて患者の負担が軽く,術後の予後が良いため,さかんに行われている.しかしながら,現在の腹腔鏡は前方位に視野が限られるため,見たい方向を変える度,硬性鏡を操作する必要があり,術者に高い技術を要した.また,視野の制限からブラインドで操作することも多く,安全性に問題があった.そのため,多方向の視野を同時に取得可能な腹腔鏡へのニーズは高い.本提案では,広い側方位視野角を提供できる小型の全方位ミラーを腹腔鏡に取り付け,ミラー部の視野として不必要な部分を特殊な形状に切削することにより,側方位の視野を確保しつつ,前方位の視野を取得することが可能な腹腔鏡を実現する(※1).ミラー光学系を腹腔鏡に応用した例はまだなく,本提案の腹腔鏡が腹腔鏡手術の発展に大きな貢献になると期待する.(※1「前方側方視可能型腹腔鏡」(特許申請中))

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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