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空気圧アクチュエータを用いた足関節歩行支援靴の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

高岩 昌弘  岡山大学, 工学部, 講師

研究期間 (年度) 2006
概要東京消防庁の調べ(平成11 年)によると,高齢者の事故原因の約7割は転倒であることが報告されている。これは,高齢者は背屈群筋の筋力低下のため歩行がすり足状となりわずかな段差でもつまずきやすいことに起因している。本課題は,高齢者のつまずきによる転倒防止のため,足首部の背屈動作を支援する人体装着型の歩行支援装置を提案し,それを組み込んだ靴を開発することを目的とする。本装置は歩行の立脚初期に空気圧シリンダの発生力により足関節周りにモーメントを与え,背屈動作(足先を上方へ持ち上げる動作)を支援する。このように能動的に支援を行う装着型装置ではエネルギー供給源の携帯化が問題となるが,歩行時に装着者の体重を利用した空気圧縮機構を提案しこれを足底部に収納することで本問題の解決を目指す。これにより装着者の位置エネルギー(体重)の利用により外部からのエネルギー供給を一切必要とせず,空気圧利用のためクリーンで軽量な歩行支援靴を構築する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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