研究代表者 |
田仲 持郎 岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 歯科領域では、芳香族系可塑剤とアルコールで構成される溶媒とポリマー粉体とを混合して得られる粘弾性体を入れ歯と粘膜面との適合性を改善させる軟質裏装材として多用している。しかしながら、内分泌攪乱作用、生体への刺激及びゴム弾性低下の問題を抱えており、アルコールを用いないでポリマーを粘弾性体とする液状の脂肪族可塑剤の出現が望まれている。申請者は、アルコールを用いずに液状の脂肪族ビニルエステルとエステル結合を分子内に持つポリマー粉体を混合ことにより流動性とゴム弾性を併せ持つユニークな粘弾性体を合成し、この問題を解決した。
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