研究代表者 |
大槻 高史 岡山大学, 大学院自然科学研究科(工学系)
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 蛋白質の働きは、種々の翻訳後修飾により制御されており、その中でもリン酸化修飾はシグナル伝達や転写制御において非常に重要な役割をしている。様々なリン酸化蛋白質は、それぞれについて異なるリン酸化酵素により翻訳後修飾されることが知られている。しかしながら、様々なリン酸化蛋白質の生化学的解析やそれらを用いた臨床研究のためには、個別なリン酸化方法をとるのは煩わしく、一般的な作製方法の開発が望まれる。2005年、古細菌においてリン酸化セリンをtRNAに結合させる酵素(SepRS)が発見されたことに基づき、本研究では、翻訳後修飾ではなく、翻訳中にリン酸化セリンを直接蛋白質に導入する方法(左図参照)を開発する。現在、平成17~18年度の科研費若手Bの助成を受けているが、本課題とは異なる内容である。
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