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マイクロバブルオゾンを用いた水耕培養液の殺菌・洗浄システムの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

玉置 雅彦  県立広島大学, 生命環境学部, 教授

研究期間 (年度) 2006
概要農業分野での水耕栽培は,工業技術の適用による省力化・生産効率の向上が期待されており,その栽培面積は年10%以上の高い伸び率を示し,5年後には3,000ha に達すると予想されている。しかし,水耕栽培は培養液によって栽培する方式であるため,一旦培養液中に病原菌が侵入するとたちまち全施設内に蔓延し,短時間の内に被害が拡大するという大きなリスクがある。そのため,薬剤による作付け前の殺菌・洗浄が必須となっているが,その効果は恒久的なものではなく,一旦病気が発生するとその後の対策に多大な費用がかかる。培養液を介して根から発生する病害に対しては,培養液に農薬を混ぜることが法的に禁じられていることもあり有効な対策は無く,特に植物の根に付着した菌の殺菌技術は確立していない。また,現状の水耕システムでは使用後の培養液を河川等に廃棄しているため環境汚染の原因となっている。以上の背景から,根に付着した菌の殺菌も含めた,培養液殺菌・浄化技術の開発が急務となっている。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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